LIFE LOG(癌×ニート)

癌×ニート

舌がんが見つかりニートになった僕が、同じくがんに悩んだり苦しんでいるかたに向けて情報を発信しています。

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舌がんのリハビリ

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どうも、ニートのにゃかです。

今回は舌がんのリハビリについて書いていきます。

 

今回もステージⅢのがんで太ももの筋肉を移植し、リンパ節も一部郭清した僕の場合のリハビリ内容となります。

 

 

嚥下訓練

嚥下訓練と聞いてもピンとこないかと思いますが要は飲み込みのリハビリです。

 

これは段階的にいくつかのリハビリを行いますが、術後2週間ごろにカニューレが取れてから始めることになると思います。

 

間接訓練

間接訓練は実際に飲み物や食べ物を使用せずに行うリハビリのことで、口を開いたりすぼめたり、舌を上下左右に動かしたりします。

 

初めてやったときはこんなにも動かないのかと驚きましたが、続けるうちに少しずつ可動域が広くなっていき、手術前と同じように動かせるようになりました。

 

アイスマッサージ

これは氷を口に含んだり、冷やした綿棒のようなもので口の中を刺激し出てくる唾液を飲み込む訓練です。

 

ここでも誤嚥の可能性があるため、飲み込んだ後に咳ばらいをし、肺への流れ込みを防ぐことが重要だそうです。

 

直接訓練

ここでようやく飲み物を口に出来ます。

 

少しとろみを付けた水やお茶をスポイトのようなもので1~5ccほど口に入れられそれを飲み込むのですが、舌を使って喉のほうに送り込むことが出来ないので首を傾けながら飲んでいました。

 

それでも飲み込めない分が歯の裏に溜まってしまっていました。

 

僕の場合はお茶を使ってやっていたのですが、お茶の味を感じることができかなり安心したのを覚えています。

 

講音訓練

これは発音の訓練で最初は短い単語をどんどん発音していき、慣れてきたら童話、新聞と難しいものへと進んでいきます。

 

日本語のた、か、ら行が舌を使う音らしくその3つの行は特に注意して発音していました。

 

また、発音中に出てきた唾液がうまく飲みこめずあふれてくると思いますが、皮弁が縮むにつれて量が減ってくるので安心してください。

 

首、肩の運動

リンパを切除し動きの悪くなった首、肩を上げたり回したりすることで少しずつ回復していきます。

 

術後は自分でドライヤーもかけらませんでしたが、運動を続けることでなんでも自分で出来るようになっていきます。

 

おわりに

以上が僕の経験したリハビリです。リハビリが始まるころにはもう苦しい思いをすることもなくなり体も少しずつ回復していることを実感すると思います。

 

次回の記事では手術後の食事形態について書こうと思います。