舌がん退院後の生活
どうも、ニートのにゃかです。
今回は舌がんの退院後の生活について書いていきます。
退院後の食事
入院前は外食やコンビニの弁当などで済ますことが多かったのですが、退院直後は外で食べられるものがかなり限られているので必然的に自炊することが増えました。
中には食べる際に注意が必要な食べ物もありますのでいくつか書き出してみます。
注意が必要な食べ物① 魚
焼き魚や煮魚にはよく骨が付いていますがこれには注意が必要です。
皮弁には感覚がないため骨が口の中にあっても気づかず飲み込んでしまう可能性があります。
僕は焼き魚を食べた際、かなり注意深く骨を探ってから口の中に入れていたのですが小骨が残っており、1食の間に3本も飲み込んでしまいました。
それからは焼き魚を遠ざけ刺身か缶詰で魚を食べることにしています。
注意が必要な食べ物② 麺類
これ意外じゃないですか?
麺はどれもやわらかいので飲みこみやすいと思っていましたが、感覚のない舌では口の中で麺の長さがわからず長いまま飲み込んでしまいます。
飲み込んだ長い麺は口と喉でプラプラして、それが指を突っ込んだときのような感じになり吐いてしまいます。
よく噛んだつもりでも口の中で麺をうまく動かせないので同じところばかり噛んでしまい、いつまでも長いままだったようです。
麺類を食べるときはハサミなどで短く切っておくことをおすすめします。
注意が必要な食べ物③ 熱いもの
移植した皮弁は感覚がないだけでなく、舌よりも低い温度でやけどしてしまうそうなので注意が必要です。
僕は少し熱いと感じる程度で食べていましたが、定期健診の際に軽くやけどしてると言われました。
注意が必要な食べ物④ もちやイカなどの飲み込みづらいもの
この辺は特に説明は必要ないと思いますが、舌の状況により他にも飲み込みづらいものはいろいろとあると思います。
そういった食べ物は無理をせず細かく切るなどして徐々に慣れていってください。
思ったよりも口の中に入れてしまい飲みこみづらいときなどは吐き出してしまってもいいと思います。
喉に詰まってしまわないことを優先していきましょう。
退院後の会話
病院では看護師さんや先生など、こちらの病気に理解があり頑張って聞いてくれる人ばかりが周りにいましたが、退院してからはお店の店員さんなどと話す機会が増えると思います。
店員さんなどを悪く言うわけではありませんが、やはり医療従事者と比べると理解してもらえないことが増えると思います。
特に電話では退院後3ヵ月経ったいまでもよく聞き間違えられます。
しかし、それで落ち込みしゃべらなくなってしまうと舌が硬くなりますます機能が低下してしまうそうです。
手術後1~2年経つとそれ以上は機能が向上しないそうなので、たとえ嫌な思いをしてもなるべく話すようにしましょう。
退院後の体力
退院直後は10分ほどの散歩でも息が切れ、20分も歩けば汗だくでした。
試しに軽く走ってみた時も、2,3歩目で膝が抜けるような感じになりこけそうになりました。
その後も20分ほどの散歩を気が向いた時に行き、気が付けば息切れしなくなっていましたし、1ヵ月ほどでジョギング程度なら出来るようにもなりました。
退院後の定期検診
手術から1年間は2週間に一度、そこから1ヵ月、2ヵ月に一度と段々とペースを落としていき5年間は定期検診を受けることになります。
5年後の検査までの間に再発や転移がなければがんは完治したと診断されます。また、再発や転移は初めの1年間がもっとも可能性が高いそうです。
おわりに
まだ僕も退院後3ヵ月で今回書いた内容から大きく変化はしていませんので、今後なにか変化があればまた記事にしようと思います。