舌を切除した僕が唯一できなくなったこと
どうも、ニートのにゃかです。
今回は手術で舌を2/3切除した僕が唯一できないことを紹介したいと思います。
できなくなったこととは
手術からすでに半年近くがたち、会話や食事など以前と同じようにはできなくとも何とかなっています。
最近では舌を切除しても意外となんでもできると思っていました。
しかし、あることが全くできなくなっていることにこの頃になってようやく気が付きました。
それに気が付いたとき、僕は車を運転していました。
車内では音楽を流していて、段々と気分が盛り上がってきました。
大声で歌い口笛を吹き、そして気が付いたのです。
口笛が鳴っていないことに。
そもそもなぜ音が鳴るのか
口笛を吹くためにはまず舌を下の前歯の裏側に軽く付けます。
下前歯のちょうど中央部分、歯茎と歯の境目ではなく、歯の先端でもなく、歯のちょうど中央の高さ、2本の下前歯の隙間(中央)を意識して舌の先端を軽く押し当てます。
さらに、唇を少しすぼめて空気の通る穴(アパチュアといいます)を作ります。
さらにそのまま上の前歯と下の前歯の先端の隙間を1センチ程度開き、口内の空間を確保します。原理的にはここで小さな空気の乱れが増幅され、耳で聞き取れる可聴音が形成されることになります。
引用元
口笛の音の出し方(口笛の吹き方) | 口笛情報サイト くちぶえ音楽院
なぜできなくなったのか
上で説明した原理をもとに僕なりに考えてみました。
僕は切除した部分に太ももの筋肉を移植し皮弁を作っています。
皮弁というものは1年をかけてどんどん萎んでしまうので、手術の際にはかなり大きめに作ります。
半年ほどが経ちかなりサイズが小さくなったものの、まだ口笛を吹くために必要な空間を口の中に確保できていないのかもしれません。
もしこの考察があたっているのであれば、皮弁が縮みきってしまったときには口笛がまた吹けるようになるかもしれません。
おわりに
おそらく大半の人にとっては口笛が吹けないくらいどうってことないと思います。
しかし、中には動物や音楽の仕事をしていて口笛を吹くことが生活に関わる方もいるかもしれません。
そういった方のために、手術から1年経ち皮弁が小さくなりきったときに口笛が吹けるのか追記しようと思います。
ほかにも今はまだ気づいていないだけで実は出来なくなっていたことが見つかれば改めて記事にしようと思います。